面接練習でも、塾の先生からたくさんツッコミをもらっていたので、どんな質問にも答えることができるようになっていました。

受験生が合格するために実際に行ってきた具体的な施策をご紹介します。

受験生情報

Fさん 

千葉大学 文学部人文学科国際言語文化学コース(定員10名) 
学校推薦型選抜(公募) 合格 2022年4月入学
【受験について】
・小論文
・面接(日本語・英語)45分

なぜ千葉大学文学部人文学科国際言語文化学コースを志望したのですか?

小さいころにドイツで過ごしたことがあって、ヨーロッパの生活文化に興味をもっていました。千葉大学に関しては、地元が千葉県だったので高2頃からぼやっと千葉大学を志望校と考えていました。千葉大学の学校推薦型選抜を受験する上で、武蔵大学人文学部の総合型選抜を併願で受けていました。

小論文の試験で意識したことは?

テーマと知っている情報を結び付けて論理立てて書くことを意識しました。テーマは文学部に関するようなもので、割と専門的な知識がないと書けない感じでした。

面接はどのような感じでしたか?

日本語と英語での面接がありました。
日本語での面接は、書類で提出した志望理由を基に面接官である教授が質問をして、それに答えていました。

英語での面接は、英語検定の面接のような形で、質問内容はこちらもまた志望理由書に書かれてあることに関する質問でした。以前ドイツに住んでいたことがあることを志望理由書に書いていたので、「日本とドイツの文化の違いを実体験を踏まえて教えてください」という質問がありました。

英語の資格は何か取得していましたか?

英検2級を取得していました。2級は中学3年生の時に一度取得していたので、高校2年生の第3回目の時に再度受験して大学入試に使えるスコアを作っておきました。

受験に向けてやっていてよかったことは何かありますか?

いくつかあります。
1つ目は、自分が受験する学部学科に在籍している教授の名前と研究内容を調べていたことです。特に自分が興味ある分野の教授の書籍をAmazonで購入して、しっかりと読んでいました。実は読んでいた本の教授が日本語での面接官でした。実際に教授の研究テーマに関する質問はでませんでしたが、志望理由を語るときに、教授の研究テーマに対してとても興味があることをしっかりとアピールしました。
2つ目は、面接対策をしっかりと行ったことです。学校や塾で面接練習を何度も行いました。特に私が通っていた塾は他の塾とは違っていて、生徒は事前に予習をしてきたことを在籍する先生に対して「授業」していきます。つまりアウトプットを重視した塾ということです。もちろんアウトプットして終わるのではなく、先生から鋭い質問やツッコミをもらい、自分のプレゼンスキルを磨いていきます。面接練習でも、塾の先生からたくさんツッコミをもらっていたので、どんな質問にも答えることができるようになっていました。
3つ目は、英語に関してです。私はリスニングがあまり得意ではなかったので、英語での面接に向けてしっかりとリスニングの対策を行いました。英検の2次試験の過去問を使って、面接でよく聞かれる質問を聞き取れるようにしました。また、英語でのスピーキングも、日本語の面接で聞かれるような質問をすべて英語で答えることができるように準備をしました。

志望理由書で意識したことは?

志望理由書での私の主要な軸は、自身の将来の夢にありました。私の夢は、ヨーロッパの美しさを皆さんに伝えるツアーコンダクターになることです。そのためには、ツアーコンダクターに必要な資格や大変さについても詳しく記述しました。また、学生時代にはダンス部に所属して協調性を学んだ経験も、ツアーコンダクターとしてのスキルにつながると感じ、志望理由書に加えました。

この将来の目標を達成するためには、千葉大学文学部人文学科国際言語文化学コースが最適である理由も説明しました。具体的には、このコースに在籍している教授たちの研究分野を引き合いに出して、ツアーコンダクターとして必要な知識を身に着けることができることを強調しました。

入学してみて非常に残念であったのが、私が興味を持っていた分野を担当していた教授が私とすれ違う形で定年退職をしてしまったということでした。

その教授はいなくなるという理由で、落とされなくて本当によかったです。